富嶽三十六景 身延川裏不二(裏富士) 葛飾北斎
富嶽三十六景 身延川裏不二(裏富士) 葛飾北斎
 
商品詳細
『富嶽三十六景 身延川裏不二(裏富士)』 葛飾北斎
"Thirty-six Views of Mt. Fuji/The back of Fuji from the Minobu river(Additional 10) Hokusai Katsushika
富嶽三十六景シリーズの全46図のうち、当初に企画出版された36図は通称「表富士」と呼称され、追加出版された10図は通称「裏富士」と呼称されています。この作品は「裏富士」10図のうちの1枚です。
「裏富士」と通称され始めたのが、この作品の画題の「裏不二」に由来するのか否かは分かりませんが、画題の「裏不二」は甲州側から見た富士山を意味しているようです。
「身延(みのぶ)川」は富士川のことであると言う解説もありますが、身延川は富士川水系には違いないが、日蓮宗総本山久遠寺の近くを流れて南下し、波木井川(はきい)を経て終には富士川に流れ込む川として存在するから、描かれた急流は画題通りの身延川と考えるのが自然です。
富嶽シリーズの作品の優れた写実性の中では、この作品が最もデフォルメされている印象を受けます。立ち並ぶ奇岩の峯、その狭間からのぞく荒削りの富士の山頂、幾重にもうねり重なる川波、山裾より迫り上がる霧。いずれも表現したいことを昇華させきったような描き方である。
これと対照的に久遠寺へ往還する人びとは牧歌的で、一定の物語がそこに存在するような描き方です。
身延川から富士はほぼ真東にあたるので、この道は左方向が久遠寺への上り道となります。
馬二頭は久遠寺まで参拝客を運んだ帰りでしょうか。また駕篭の客はこれから参拝するのでしょうか。
余談ですが、仏画をたくさんお描きになっておられる佐藤宏三氏(Kozo Sato)が、「久遠寺のしだれ桜」という題で2013年に描いたF100号の大作をインスタにアップしていらっしゃいます。身延山久遠寺のしだれ桜を精密な筆致で描いたもので素晴らしい作品です。
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富嶽三十六景 身延川裏不二(裏富士) 葛飾北斎
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